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ビルメンテナンス業者のロボットの導入状況及び今後の導入意向と課題

全国ビルメンテナンス協会会員のうち2,769 事業所(うち本社2,446、支社・営業所323)を対象とした調査における現状のロボットの導入状況について、人手不足の中で現状のロボット導入状況については「多くの現場で導入している」と「試験的に一部の現場で導入したことがある」を合わせた「導入実績あり」の合計は、本社で 10.1%、支社・営業所で20.0%に留まる結果となっている(図表 6-3-1)が、2016年度の調査結果との比較では、2倍以上に拡大している。それに対して、将来のロボット導入意向については、「積極的に導入したい」と「費用対効果次第で導入したい」を合わせた合計は、本社で63.0%、支社・営業所で 76.3%までそれぞれ拡大する結果となっている。(図表 6-3-4)
ロボット導入状況
地区本部別にみると、導入実績あり計は東京が17.0%と最も高く、次いで近畿(13.2%)、中部北陸(11.6%)、関東甲信越(10.4%)の順となった。一方、最も低いのは四国(0.0%)で、次いで東北(4.8%)、北海道(6.4%)となった。都市エリアと地方エリアによる地域差が大きくみられる結果となった(図表 6-3-2)。
同様に、月商規模別にみると、月商規模が大きいほど導入実績が高い傾向にあり、特に「1億円以上」では、導入実績あり計が 30.3%と圧倒的に高い。反対に月商規模が小さいほど関心度が低い傾向にあり、「1,000 万円未満」では「ロボットにほとんど関心がない」が69.5%と全体と比較して20ポイント以上高い(図表 6-2-3)。
これを常勤従業員の規模別にみると、規模が大きいほど導入実績は高く、特に従業員150人以上では、導入実績ありの計が 29.3%と圧倒的に高かった。反対に、規模が小さいほど関心度は低い傾向にあり、従業員20人未満では「ロボットにほとんど関心がない」が64.3%と全体と比較して16ポイント高い(図表 6-3-3)。
将来のロボット導入意向については、本社では「積極的に導入したい」(7.4%)、「費用対効果次第で導入したい」(55.7%)で、導入意向あり計は 63.0%となった。一方、支社・営業所では、「積極的に導入したい」(7.4%)、「費用対効果次第で導入したい」(68.9%)で、導入意向あり計は76.3%となり、特に支社・営業所で将来のロボット導入意向が高かった(図表 6-3-4)。これを 2016 年度調査結果と比較すると、当時の本社では「積極的に導入したい」(2.0%)、「費用対効果次第で導入したい」(53.5%)、導入意向あり計が55.5%となっており、今回(導入意向有り計 63.0%)は7.5ポイント増加する結果となっている。同様に「将来も導入する考えはない」も2016年度時点の本社では41.7%となっており、今回(31.6%)は、10.1ポイント減少する結果となっており、導入実績と同様に、今後のロボットへの期待も拡大している状況が確認できる(図表 6-3-4)。
地区本部別にみると、導入意向あり合計では、最も高いのが東北で69.8%、次いで中国(68.2%)、近畿(67.9%)、中部北陸(66.1%)の順となっている。ただし、東北は「費用対効果次第で導入したい」が 68.3%と他の地区に比べて高いのが特徴となっている。最も低いのは九州、関東甲信越で 58.2%、次いで四国(60.0%)となっている(図表 6-3-5)。
同様に、月商規模別にみると、規模が大きいほど導入意向が高く、特に「1億円以上」では、導入意向あり合計が85.1%と圧倒的に高い。反対に、規模が小さいほど導入意向は低く、月商1,000万円未満では「将来も導入する考えはない」が31.6%と全体と比較して20 ポイント弱高い(図表 6-3-6)。
これを常勤従業員の規模別にみると、規模が大きいほど導入意向が高い傾向にあり、特に従業員150人以上では、導入意向あり合計が83.2%と圧倒的に高い。反対に、規模が小さいほど導入意向は低く、従業員20人未満では「将来も導入する考えはない」が47.7%と全体と比較して約 15ポイント高い(図表 6-3-6)。
ロボット導入の課題については、本社では最も高かったのが「価格が高すぎる」61.1%で、次いで「導入効果がよく見通せない」47.6%、「安全面で不安がある」37.3%の順となった。一方、支社・営業所では、「価格が高すぎる」と「導入効果がよく見通せない」がともに56.3%で最も高く、次いで「性能が期待に達していない」43.7%となった(図表 6-3-7)。
地区本部別にみると、全ての地区で「価格が高すぎる」がトップとなった。特に北海道(67.9%)、中部北陸(66.9%)は全体より5ポイント以上高かった。その他に全体と比較して特徴的だった(10ポイント以上高かった)のは、四国で「性能が期待に達していない」(48.9%)が全体より約13ポイント高かった。反対に、全体と比べて10ポイント以上低い回答としては、東北で「価格が高すぎる」(50.8%)が該当した(図表 6-3-8)。
月商規模別にみると、すべて「価格が高すぎる」がトップとなり、月商規模に関わらず6割前後となった。
月商規模による差異が大きい項目として、「性能が期待に達していない」は、規模が大きいほど数値が高く、月商規模1億円以上では48.3%と、全体より10ポイント以上高い。これを常勤従業員の規模別にみると、すべて「価格が高すぎる」がトップとなった。また、規模が大きいほど様々な項目で値が高く、特に従業員150人以上の「性能が期待に達していない」(49.5%)は、全体と比べて10ポイント以上高かった(図表 6-3-9)。
                         (ビルメンテナンス情報年間2020より引用)

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